富士急ハイランドに「トンデミーナ」、ナガシマスパーランドに「ジャイアントフリスビー」というアトラクションがあります。見た目が似ているなと思った方は正解です!実は両者は完全な兄弟機。トンデミーナとジャイアントフリスビーが兄弟機と呼ばれる理由、今回はその関係と歴史を解説します。
フリスビーの前身について
今となってはもう存在していませんが、昔のフリスビーの写真がありましたのでご覧ください!外観はまるでUFOのようですよね!

トンデミーナ・ジャイアントフリスビーの前身として、ナガシマスパーランドにはより小型のフリスビーというアトラクションが存在していました。円盤型の座席が振り子のように揺れ回転するというコンセプトは同じながら、アームの長さや最大角度がより小さいモデルでした。このフリスビーが進化・大型化したものが現在のトンデミーナおよびジャイアントフリスビーです。
前身モデルの最大角度は90度にとどまり、座席は内側に向いており地に足がつく構造になっていたため解放感がなかったのが特徴です。一方、外側にはライトが大量についていたため夜の外観は大変美しく、イルミネーションとしての魅力がありました。しかしスリルはあまりなく、現在の機体とは別物と言える乗り心地でした(その時から回転が読めない恐怖はありましたが)
スペック比較
| 項目 | トンデミーナ(富士急) | ジャイアントフリスビー(ナガシマ)
| 開業日 | 2004年7月10日 | 2004年7月9日
| 最高高度 | 43m | 43m
| 最大傾斜角 | 120度 | 120度
| 最高速度 | 102km/h | 102km/h
| 定員 | 50人 | 50人
| メーカー | Huss Park Attractions | Huss Park Attractions |
スペックは高さ43m・最大傾斜120度・最高速度102km/h・50人乗りと完全に一致しており、開業日もわずか1日違い(ナガシマが7月9日、富士急が7月10日)です。
結論:完全な兄弟機!
両者は同一メーカーが製造した完全同型機(兄弟機)と断定できます。スペック・定員・開業時期のすべてが一致しており、実質的に同じマシンです。違いがあるとすれば設置環境のみで、トンデミーナは周囲の木々や建物による圧迫感があり、若干迫力を増して感じる方もいます。
兄弟機でスリルが同じといえど、富士急は周りが開けているためより解放感を楽しむことができます。一方、ナガシマではスペースシャトルやシュート・ザ・シュートといった回転系アトラクションや水しぶきがきれいなアトラクションが周りにあるため、タイミングが合えば一体感やスリルの共有を行うことができます。どちらにも独自の楽しさがあるので、両者を訪れた際にはぜひ乗り比べてみてください。
絶叫評価:⭐6/10(トンデミーナ・ジャイアントフリスビー共通)
もともとあった小型フリスビーがパワーアップして帰ってきた完全体がこの両機です!インバーテッドタイプ(逆さ吊り)になり、アームも長くなり、最大角度も大幅アップした究極進化版。最高部43mに到達したときの浮遊感はとにかく格別で、エアタイムをしっかり味わえます。さらにこのアトラクション最大の面白さは「予測不可能な回転」にあります。乗客の重量バランスによって回転のタイミングや回数が変わるため、乗るたびに絶叫マシンになったりならなかったりする点も大きな魅力です。全力で叫ぶことになる回と、意外と余裕のある回があり、それがまた次も乗りたくなる理由になっています。
※なお、ジャイアントフリスビーは老朽化による長期運休が多い傾向にあります。来園前に公式サイトで稼働状況を確認することをおすすめします。
まとめ
トンデミーナとジャイアントフリスビーは、同一メーカーが作った完全同型の兄弟機です。富士急で乗った体験があれば、ナガシマでも同じスリルを味わえます(逆もしかり)。ただしやはり景色が異なればスリルの種類も変わるというもの!おまけに予測不可能な回転も加わってもはや1回乗り比べるだけではわからない、絶妙なたのしみがあります!どちらの遊園地に行く際もぜひ体験してみてください!
なお、ジャイアントフリスビーを制作したHuss Park Attractions社はトップスピンも製造していました。こちらも中々スリリングな乗り物でしたが、現在は撤去されていて存在しません。同社の技術力の高さが伺える名機でした。
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